運命鑑定
「で、どうだった!? 運命鑑定!!」
叶華が身を乗り出すようにして聞いてきたので、少し引き気味になりながらも、ちょっと待ってと手で制した。
カバンを持ったままだったので、自分の席に行き、片付けるためだ。
「で、どうだったの!?」
あ、着いてきたのか。と思いつつ、昨日の出来事を話した。
すると...
「え!? 美紅、凄いじゃん!!」
いつもキラキラしている目をひときわ大きくキラキラさせて、そう言った。
「うん。あたしもさすがにびっくりした。凄い当たるん...」
「そうじゃなくって!!」
あたし、まだ話終わってないのに...。
と思ったと同時に叶華はマシンガンのように凄い勢いで話し始めた。
「あのね!? 運命鑑定やってる人で最初から当たる人、滅多にいないんだよ!?」
「へぇ...。そうなん...」
「今、運命鑑定やってる人、約2万人いるけどその中で10人、最初から当たった人がいるかいないかくらいなんだよ!!」
... あたしにも少し話させてほしいな。
でも叶華はこうなると止められない。