運命鑑定
――ガチャッ
...!?
突然、1階の玄関からドアの開く音がした。
泥棒...!?
怖くて、動かない体を必死にベッドから起こす。
そして足音をたてないように、そーっと歩く。
武器を何も持っていないあたしはいきなり不安になって、自分の部屋に置いてある分厚い社会の教科書を手に取った。
社会の教科書を片手に、階段を降りる。
リビングに電気がついているのを見て、体を強ばらせた。
怖いけれどあたしは意を決して、横にスライドして開けるドアに手を掛けた。
そして...
「「スパーンッッッ!!」」
大きな音を立てて、ドアを開けてやった。