運命鑑定



――ガチャッ



...!?



突然、1階の玄関からドアの開く音がした。



泥棒...!?



怖くて、動かない体を必死にベッドから起こす。



そして足音をたてないように、そーっと歩く。



武器を何も持っていないあたしはいきなり不安になって、自分の部屋に置いてある分厚い社会の教科書を手に取った。



社会の教科書を片手に、階段を降りる。



リビングに電気がついているのを見て、体を強ばらせた。


怖いけれどあたしは意を決して、横にスライドして開けるドアに手を掛けた。


そして...


「「スパーンッッッ!!」」



大きな音を立てて、ドアを開けてやった。




< 135 / 205 >

この作品をシェア

pagetop