運命鑑定
「…うーん、そんなに凄いものなんだ」
学校で叶華とあんなやり取りをしたあたしは、家に帰ってきて、自分の部屋にこもって携帯を触っているところ。
ぽちぽちと運命鑑定の掲示板を見る。
叶華いわくサイトの1番下に掲示板がある、と言うことだったので自分も見てみることにした。
「...初心者さん、いらっしゃーい...?」
掲示板はいくつかあったのだが、その中に「初心者さん、いらっしゃーい」といういかにも早口言葉で噛んでしまいそうな名前の掲示板があった。
さっそく、その掲示板を覗いてみると...
『今日から、運命鑑定始めました。よろしく♪』
『僕も始めてみました。わからないことがたくさんあるので教えてください。よろしくお願いします』
などとたくさんのコメントがあった。
どうやらこの掲示板は運命鑑定を始めた人のための自己紹介の場らしい。
あたしも初心者ということでその掲示板に「友達に誘われてやってみました、よろしくお願いします」と書き込み、その掲示板をあとにした。