運命鑑定
えーと、あーと、んーと...。
何から話せばいいんだろう...!?
愛斗を連れて屋上にやって来たあたし。
屋上までの道のりの中、終始無言だったから、精神的ダメージを受けた。
やっとのことでついた屋上は、セミの声がうるさく、暑かった。
そして今、屋上の裏の日陰に連れていって、向かい合っている状態。
――
『仲直りする方法!?
なんでアタシに聞くんだよ。』
『...お姉ちゃんは男の人に詳しそうだから』
『何ソレ!? 褒めてんの? ウケるー。
んぢゃー、教えてやっか?』
数日前のお姉ちゃんとの会話を思い出して、自分を励ます。
『よーく聞いとけよ?』
『...うん』
『 どういう経緯でケンカしたのかしんねーケド、全て話せば分かってくれるだろーよ。
男ってのは、そんなもん』