運命鑑定
――次の日も叶華は部活をサボって、あたしの家に来た。
昨日、今日とお姉ちゃんの靴がないままで。
騒いでも怒られることがないという安心はあったものの、どこかで心配しているあたしがいた。
お姉ちゃんの心配をしているあたしをよそに、叶華は口を開く。
「昨日の話はホントだからねー?
でさ、叶華の話したいこと...っていうのがね」
だんだんと涙声になる叶華。
「...え? どうしたの?」
叶華がいきなりの涙を見せたことに戸惑って、あわてて叶華の頭を撫でる。
すると抑えていたのか、あたしが頭を撫でた瞬間に涙をボロボロと流し始めた。
「...っみ、く。ご...めんッ!!」