運命鑑定
◇ 第2章 ◇
-デアイ-
―――チュンチュン...
「...んー」
あたしは一度寝返りをうって、あくびをしながらむくっと起き上がった。
眠たい目をこすり、視界がはっきりと開かない中で携帯を手探りで探す。
見つけた携帯で時間を確認すると、今は5時半だった。
いつもは6時に起きているから30分も早い。
二度寝しようかと思ったが、今日はなんだかあまり眠たくない。
背伸びをして立ち上がったあたしは、カーテンを開けて、朝日を浴びた。
それと同時に眠気が一切なくなり、朝からとてもすがすがしい気分になった。
「なんか、今日はいい日になりそう...」
独り言を呟き、何気なく自分の部屋の壁にかかっている鏡を見ると、今日は寝癖が全くない。
そんな小さなことも嬉しくなって、鏡の自分に微笑みかけた。
「あ...!!」
あたしは今日の運命鑑定をすることにした。
ベットに座り携帯をいじる。
いい結果がでるといいなーと思いながら。