運命鑑定
あたしがそう言っても、叶華は泣き続けるばかりで。
「ま、っさか、こんな、風になるな...んて、思ってなくっ...って」
叶華が泣きながら言った、その言葉が、胸に引っ掛かった。
...こんな風になるなんて、思ってなかった?
どういう意味なのかがいまいち掴めなくて、これこそが昨日、叶華が誤魔化していた部分なんだと思った。
でも、それを聞く気にはならなくて。
まだ、あたしには教えられないんだ、って分かっていたから。
早く知りたい、もどかしい。
そんな気持ちもあったけど、少しずつ、真実に近づいてる気がするから。
もう少しの辛抱だ。