運命鑑定



―――――シーン...



学校に着いたのはいいけども...


誰もいないじゃないですか。 え?



一人ぼっちの教室で、ちょっと早く来すぎたと後悔したあたし。



ま...まさか!!

もしかして!!

あることが不安になり、咄嗟に携帯をだして確認する。



今日は...うん、大丈夫。木曜日。




まあ、もう少し経ったら誰か来るだろうと頬杖をつきながら考えた。


でも、ぼーっとしているのもなんだか暇なので...





「う...わぁぁぁ!! キレイ...」




屋上に来た。


今日は本当に雲1つない青空で見ているだけで、すがすがしい。




あたしは屋上の柵に寄りかかり、もっとじっくりと空を眺めた。



ずっと見ていても飽きないくらいだ。


けれど、流石に長時間上を見ていると首が疲れるもので。

休憩ということで目線を前に戻した。


...目の前にはイケメンが、いた。


彼との出逢いはそれが始まりだった。



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