運命鑑定
◇ 第6章 ◇

- ウンメイカンテイ -




――



玉子焼きの練習を後回しにして、ベッドにごろりと寝転がったあたし。


今時、あまり使われなくなった、いわゆるガラケーをカバンの中から出す。


ブックマークから『運命鑑定』を画面いっぱいに開く。



...この何回も行った操作をするのも、今日で終わり。



そう考えると寂しい気もするけど...。


あたしにコレは、もう必要ないから。



――よくよく考えてみると...。


本当に、運命鑑定にはお世話になったなと思う。


全てにおいて、運命鑑定に頼ってきてしまったあたし。


そろそろ、お別れしなきゃね。




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