運命鑑定




【叶華ってさ、彼方センパイと仲いいの?】



【うん、仲良しだよ。 僕が嫉妬してしまうくらい】



あたしは家に帰って来て早々、愛斗とメールをしていた。



叶華がセンパイに言った『彼方クン』という言葉が頭の隅っこにずっとくっついて、センパイと帰ってきたときの記憶があまりない。



そのくらい、叶華とセンパイとの関係が気になっていた。


だからといってセンパイに聞くこともできない臆病者なあたしは、愛斗に頼ることにした。



【そんなに?】


【叶華ちゃん、よく僕の家に遊びに来たがるんだけどね。 連れて来ると、僕をほったらかしにして兄さんとばっかり喋るんだよ】



...ふーん。



なんとなく分かってきた。



でも、それを認めたくなかったあたしは更に愛斗に探りを入れることにした。



【そうなんだー。 ありがと。
てかさ、今日の叶華暗かったよね】


【それ、僕も心配したよ。 金曜日のときも暗かった気がするんだけど...。大丈夫かな?】



金曜日...。


うん。ちょうど3日前だ。


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