虹色青春物語。
晃希は尚も続ける。
「分かったか?自分がしてしまったことの重大さ。」
俺…俺は…
グルっと向きを変え、走り出そうとしたが、ガッと腕を掴まれた。
「未空、もう恋はしないって。」
冷たい声で晃希が言う。
「…そんなこと、関係ない。」
俺は晃希を振り払い、走り出す。
未空…ゴメン…
俺バカだよ…ほんとに…最低だ…
今、はっきり分かった。
俺が好きなのは…未空しかいない。
本当にごめんな。
俺、何も分かってなかった…
未空、恋はしないなんて寂しいこと言わないでくれ!
未空…
走っているといつのまにか未空の家に着いた。
でも未空はいないみたいだった。
メールをしてみたが返事がなく、ダメもとではあるが電話もしてみたが、出る気配がない。
未空…俺はお前に謝りたい。
そしてもう一度、俺と…