虹色青春物語。
次の日、奈保に揺り起こされて起きた。
「ん~…?」
眠い目を擦っていると、奈保の声が聞こえて来た。
「起きてよ未空!教科書とりに一回家戻るんでしょ?」
「あっ!そうだ!」
ガバッと起き上がる。
「また何かあったら言いなよね!」
慌てて準備をする私に奈保が言う。
「うん!ほんとにありがとね!じゃあまた学校でー!」
「はーい」
急いで準備を終え、奈保の家族にお礼を言ってから家を出た。
奈保の家から私の家まで電車で3駅ある。
最寄りの駅に着くとプルルル、と発車音がした。
急いで駆け込んで、なんとかセーフだった。危ない危ない。
しばらくして、私の最寄り駅に到着した。