虹色青春物語。
動き出す恋心


【未空side】


私が学校に着くと、すぐに透が話しかけて来た。




避けようとしたんだけど…




「放課後、話がしたい。」



私の目をしっかりと見て、
それだけ言って去って行った。




私の返事なんて聞かずに。





透が離れていくと、奈保が心配そうに、「どうかしたの?」って聞いてきた。





放課後に透と話をすることを伝えるとすごく心配してくれた。




「大丈夫。ありがとね。ちゃんと話してくるよ!」




「わかった!頑張れー未空!私はいつでも話聞くからね!」




そう言って私の背中を叩く奈保。




奈保はいっつも私の味方でいてくれる。




いい友達を持って幸せ者だなぁ…




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