虹色青春物語。

「あ、晃希…ごめん。気持ちは嬉しいんだけどさ。私、恋はもう…」




「それは透に傷つけられたからだろ？俺はそんなことしない。ちゃんと未空を守る。」





「ーー。」




未空は黙る。





「ちょ、ちょっと待てよ！」



俺は慌てて2人の会話に割り込んだ。





「んだよ透、入ってくんなよ」




晃希は嫌そうな顔をして俺の事を見た。




「うるせぇ！未空のこと好きな気持ちは俺の方が上なんだよ！！」




「だからさ…」





「一回失敗はしたけど、それで未空の大切さがよくわかったんだ！！もう絶対に未空を傷つけない！！」




俺が叫ぶように言うと、晃希も負けじと言い返して来た。




「そんなの信用できるかよ！」





「んだと？」




「あ？」




「やめてよ2人共！！！」





今にも殴りあいそうな俺たちを、未空が止めにはいる。