虹色青春物語。
晃希はだるそうに、
「いーじゃん。俺朝苦手だし。モテるかは知らねー。てか俺片想い中だって言ってるじゃん?」
と言った。
「だから誰か教えてっていつも言ってるのに!」
「そーだよ!協力できるのに!」
私と奈保は言い返すが、
「だから、言わねーっつの!お前らじゃ絶対役に立たん!」
晃希にはいつもスルーされてしまう。
「はー!?むかつくー!」
「やっちゃえ奈保!」
奈保がぺちん、と晃希の頭を叩く。
「あっ!何すんだよ暴力女ー!」
晃希も軽くやり返す。
これがいつもの光景。
晃希の好きな人が奈保だったらなっていつも思う。
そしたら4人でダブルデートできるもんね!