虹色青春物語。
未空は朝場さんを引き止められずに、ぼーっと立っていた。
朝場さんになんて言われたかは分からないけど、きっと考えさせられることを言われたんだろう。
しばらく未空はそこから動かず、何かを考えていふように見えた。
さすがに長いと思い、話しかけようと私は階段を下りた。
未空のいる場所に近づき、声を掛けようと息を吸った時、新たな登場人物が現れた。
「立切さん?」
あれは…水草誠?
2人は私に気づくことなく歩き始めた。
どうしてあの2人が…?接点なんてあったっけ?
気になって気になって、私は2人の後を追った。