カタナ










「入江、詩月(いりえ しづき)だ。よろしく。」









それが、“カタナ”と呼ばれたあたしの本名。




女だー!!と、叫ぶやつらの声など聞かず、この教室内にいる人間の観察をする。

どいつが、使えるか。と。




まさかここに、あたしの刃を止めれるやつらがいることを知らずに。


ただただ、この先を見据えようとしていた。





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