カタナ

驚きのあまり言葉が出ない。


まさか、そんなことがあるワケ-----・・・。



「ほ、本当?本当に堂上組の、く、組長?」

「えぇ~?ウソついてどーすんのー?」

ここで羽賀見が会話に入ってきた。

「その話はすんなよ。」

入ってきたんじゃなくて遮ったみたい。

「どーして?ここの学校のみんなだいたい知ってるじゃん。」

「いや、・・・まぁそうなんだけどよ・・・。」

バツが悪そうな顔をする、彼。

なんか気になっちゃう。

「あ、わかった!アレだ!・・・和さんのことでしょ。」

そう、広川が言うと羽賀見はものすごい目つきで彼を見た。


ん?

“和さん”?


それって・・・。
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