カタナ
幸ヶ谷以外の3人が一斉に襲ってきた。
あたしはそいつらの攻撃をサッとよけ、その瞬間にできた隙をついた。
一瞬にして、そいつらは地面に伏す。
あたしの勝ち。
見事につまらなかった。
最後は―――幸ヶ谷か。
幸ヶ谷の方に振り向く。
奴と目があった時、奴は小さな悲鳴を上げた。小さく、「ひっ。」と。
あたしはゆっくり近づく。
間合いを詰める。
いまだッっと思い、腕を上げた瞬間何者かによって、後ろから腕をとられた。