カタナ
まずは橘先生が教室に入る。

すると先ほどまでうるさかった教室が静かになった。


なるほど。

ヤツはここでかなりの強者なのだな。



「よーしおまえら!いいこと教えてやろうか。」

これは橘先生。

「おぅ、教えろ!!なんだ!!」

これは生徒。

「転校生だ。」

橘先生。

「「「ハァァアアア!?どうせヤローだろ!?」」

生徒、達。

「おまえらひっでぇなぁ。ま、いいや。おい、入ってこい。」

さっきと態度が違うぞ。

なるほど。

生徒の前では、ガサツになるのか。

まぁ、そうじゃなきゃ生徒はまとめられないか。




「ヤローだろ?」「男はもういいんだよ!」とか、まだ言っている中、あたしは教室に入る。

その途端、静かになる。

それもそうだ。女なのだから。
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