ぼくとご主人さまと、あいつ。


でも

どんなに頑張っても、

ぼくの喉からは

「にゃーん」という音しか出ないんだ。


どうしてぼくにはこんな声しか出せないんだろう。

ぼくだって、

ご主人さまがお家で [ケイタイデンワ]と話すように

「言葉」を話したい。

だってご主人さまは

[ケイタイデンワ]
に「言葉」を話すとき、

とてもとても 楽しそうなんだもの。



もしもぼくが「言葉」を話せたなら

ご主人さまは
あの扉を開けて「外」へ行かない?



< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

戦国千恋花
/著

総文字数/7,218

ファンタジー17ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop