約束の丘
「じゃあ…お父さん?」

あたしがおそるおそる聞いてみると

「お前は頑固だからな…どうせ止めたってするんやろ?それでもお父さんに話してくれた事は素直に嬉しい。ただし公然と、そんな危険な事を許可する訳にはイカんが…納得出来るまでやってみろ!ただし自分で責任持つ事!それと絶対泣き言言わん事…これだけは約束しろ!」

あたしが、ビックリして目を見開いてたら、いきなりお父さんの手が伸びて来て

「そんな危険な事やるんだ…保護者の承諾とかいるんだろ…お前の事だから用意しとろう」

そう言って文句言いながらだったけどサインしてくれた。

これであたし達の前に立ち塞がってた壁が一つ取れたよ

お父さん…ありがとう

ホントにありがとうね
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