約束の丘
翌日の昼休み

"ぴろりろりんぴろりろりん♪"

おお〜あたしの携帯だ。誰からだろ?

「瑞穂ちゃん、今いい?」

電話の主はクマさんだ。

「いいよ。何?」

あたしは何も考えず軽く返事した。

「瑞穂ちゃん、お父さんが承諾書書いてくれたけん…年内にライセンス取ってコース走らせようかなってね」

マ、マジですか?

「うちのチームはマシンに金かけられんけん…瑞穂ちゃんのスキルアップ次第なんやから」

あたしは急に不安になって来たよ
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