約束の丘
Round1 忘れないで
世間並の一周忌
"トントントン"
キッチンからリズミカルな音が聞こえる。
"コトコトコト"
味噌汁作ってるみたい
もう朝なんだ。
「ふぁあ〜…おはよう、お母さん」
「あ〜おはよう瑞希ちゃん…やっぱりアンタの方が先に起きてきたわね…」
「お姉ちゃんやったらまだ寝とぉよ…昨日も夜中にバイク乗って出かけたみたいやけん」
瑞希は寝ぼけ眼で冷蔵庫を開けて飲み物を探していた。
「あの子には困ったもんねぇ〜昨日言っとったとに」
お母さんは呆れ顔で二階を睨む。
「お姉ちゃんなりの一周忌らしいけどね」
「そんな…昨日言ったんよ。今日うちで純也の一周忌するって…瑞希ちゃん起こして来て」
「え〜たく…お姉ちゃん寝起き悪いっちゃけんね」
ぶつぶつ文句を言いながら瑞希は二階へ上がって行った。
キッチンからリズミカルな音が聞こえる。
"コトコトコト"
味噌汁作ってるみたい
もう朝なんだ。
「ふぁあ〜…おはよう、お母さん」
「あ〜おはよう瑞希ちゃん…やっぱりアンタの方が先に起きてきたわね…」
「お姉ちゃんやったらまだ寝とぉよ…昨日も夜中にバイク乗って出かけたみたいやけん」
瑞希は寝ぼけ眼で冷蔵庫を開けて飲み物を探していた。
「あの子には困ったもんねぇ〜昨日言っとったとに」
お母さんは呆れ顔で二階を睨む。
「お姉ちゃんなりの一周忌らしいけどね」
「そんな…昨日言ったんよ。今日うちで純也の一周忌するって…瑞希ちゃん起こして来て」
「え〜たく…お姉ちゃん寝起き悪いっちゃけんね」
ぶつぶつ文句を言いながら瑞希は二階へ上がって行った。