約束の丘
「バイクは修理中…って言うより部品待ち。ダメやん、娘の事にもっと関心持たな」

お父さんは申し訳なさそうに頭の後ろをボリボリかいてる。

「……」

何か…お父さんと喋る習慣無いんで会話がまるっきり続かんねぇ

ってゆーかあたし、何でお父さんに話し掛けたっちゃろ?

しばらく考えてみる。

ふとお父さんに視線を移す。

お父さんが持ってる書類袋見て思い出した。

そうだ。ライセンス…お父さんに頼めばいいっタイ!考えてみりゃ簡単やん。
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