《続》跡目の花嫁さん~家元若旦那の危ない蜜月~
社長夫人の頼みゴトー和也SIDEー
相馬社長の頼みゴトとは言え、どうして俺が…
俺は玩具の入った手提げ袋を抱えて、早祐ちゃんの眠る病室に向かった。
「!?」
ちょうど、病室から出てきた美苑夫人と出くわした。
「あなたは確か…営業部の緑川君」
美苑夫人は新入社員の俺の名前を憶えてくれていた。
「はい。緑川です。でも、今は営業部から異動して社長秘書しています」
「緑川君が秘書!?祐早斗…何考えてるの?あなたは華道の次期家元で」
「それは別に気にしなくても…俺の素性は社内では関係ありません…それよりもこれ」
「・・・こんなに沢山の玩具…早祐も要らないわよ」
美苑夫人は呆れ返っていた。
俺は玩具の入った手提げ袋を抱えて、早祐ちゃんの眠る病室に向かった。
「!?」
ちょうど、病室から出てきた美苑夫人と出くわした。
「あなたは確か…営業部の緑川君」
美苑夫人は新入社員の俺の名前を憶えてくれていた。
「はい。緑川です。でも、今は営業部から異動して社長秘書しています」
「緑川君が秘書!?祐早斗…何考えてるの?あなたは華道の次期家元で」
「それは別に気にしなくても…俺の素性は社内では関係ありません…それよりもこれ」
「・・・こんなに沢山の玩具…早祐も要らないわよ」
美苑夫人は呆れ返っていた。