《続》跡目の花嫁さん~家元若旦那の危ない蜜月~
「あなたが奥様と離婚するように俺も桃と離婚します…だから、生まれ来る子供の為に桃と結婚してください!」
ーーーー緑川君??おい!?待ってくれ!!子供って…?
俺は一方的に電話を切った。
「和也?誰に電話したの?」
桃が部屋に入って来た。
「この番号の持ち主だ…桃」
俺は桃にメモを返した。
「俺、離婚届…役所に貰いに行くよ。桃」
「和也!!?私が悪かったわ!!許してっ!!」
「桃は俺と美古夫人のコト、許せるの?俺は濱部社長とのコト許せないよ!!」