《続》跡目の花嫁さん~家元若旦那の危ない蜜月~
クリスマスSS①ーエリート秘書の息子
あれから3年ーーー・・・
俺はもうすぐ、社長の秘書を退職する。
一人娘の美華も3歳。
社長の上の娘・早祐ちゃんは5歳。
3人目が誕生したばかりの美苑夫人に代わって、早祐ちゃんのお迎えに幼稚園に向かった。
セレブの通う幼稚園として都内では有名。
どんよりとした曇り空で、冷えつく空気が俺の頬に棘のように突き刺さる。
入り口には目立つように大きな本物のモミの木が置かれ、クリスマスの飾りで彩られていた。
チカチカと点滅する電飾の光が美しい。
妻の桃と初めて過ごしたクリスマスを想い出す。
俺はもうすぐ、社長の秘書を退職する。
一人娘の美華も3歳。
社長の上の娘・早祐ちゃんは5歳。
3人目が誕生したばかりの美苑夫人に代わって、早祐ちゃんのお迎えに幼稚園に向かった。
セレブの通う幼稚園として都内では有名。
どんよりとした曇り空で、冷えつく空気が俺の頬に棘のように突き刺さる。
入り口には目立つように大きな本物のモミの木が置かれ、クリスマスの飾りで彩られていた。
チカチカと点滅する電飾の光が美しい。
妻の桃と初めて過ごしたクリスマスを想い出す。