《続》跡目の花嫁さん~家元若旦那の危ない蜜月~
秘密の逢瀬ー紫穂SIDEー
沢山のお付に囲まれた日々から、一転。
私は大学に入って、寮生活を満喫していた。
私は古来から日本に存在する王族『帝家』の姫宮・紫穂(シホ)。
友人は沢山出来たけど、本音を言える相手はいなかった。
「紫穂、そのレポートいつ、終わるんだ?」
「もう少しです。智成さん」
「・・・つーか。お前は俺が多忙な人間だって分かってるだろっ?貴重な二人の時間にレポートなんて書くなよ!」
智成さんはソファーから起き上がって、私を叱り飛ばす。
「だって…明日までに」
智成さんはソファーを立って、窓際の机でレポートを書く私に近づいてきた。
彼が近くに来ると、自然と身体に力が入ってしまう。
私は大学に入って、寮生活を満喫していた。
私は古来から日本に存在する王族『帝家』の姫宮・紫穂(シホ)。
友人は沢山出来たけど、本音を言える相手はいなかった。
「紫穂、そのレポートいつ、終わるんだ?」
「もう少しです。智成さん」
「・・・つーか。お前は俺が多忙な人間だって分かってるだろっ?貴重な二人の時間にレポートなんて書くなよ!」
智成さんはソファーから起き上がって、私を叱り飛ばす。
「だって…明日までに」
智成さんはソファーを立って、窓際の机でレポートを書く私に近づいてきた。
彼が近くに来ると、自然と身体に力が入ってしまう。