《続》跡目の花嫁さん~家元若旦那の危ない蜜月~
異動?ー和也SIDEー
「どうしたの?和也」
「異動先に行く前に…桃には報告しようと思って」
ハネムーン旅行のスペインから帰国して、私たちは揃って出勤。
突然、和也に異動命令が下った。
私は和也を受付席の後ろにある休憩室兼更衣室に招き入れた。
「異動ってどこの課に行くの?和也」
「社長室」
「えっ!?社長室で何するの?」
「秘書みたい」
「秘、秘書っ!!?」
「営業マンが休むのは困るんだって…当然だよなっ」
「秘書ね…」
「でも、俺、秘書なんて出来るかな?資格も何もないんだけど。しばらく、プロの秘書が俺に付いて教えてくれるらしい」
「へぇ~っよかったじゃん」
私たちは無事に話を終えて、外に出た。
「あれ?栗原さん??」
以前、社長秘書を務めていた栗原洋貴さんが久しぶりに会社に顔を出した。
でも、彼は今、化粧品メーカー『星凛堂』の社長秘書のはず。
「異動先に行く前に…桃には報告しようと思って」
ハネムーン旅行のスペインから帰国して、私たちは揃って出勤。
突然、和也に異動命令が下った。
私は和也を受付席の後ろにある休憩室兼更衣室に招き入れた。
「異動ってどこの課に行くの?和也」
「社長室」
「えっ!?社長室で何するの?」
「秘書みたい」
「秘、秘書っ!!?」
「営業マンが休むのは困るんだって…当然だよなっ」
「秘書ね…」
「でも、俺、秘書なんて出来るかな?資格も何もないんだけど。しばらく、プロの秘書が俺に付いて教えてくれるらしい」
「へぇ~っよかったじゃん」
私たちは無事に話を終えて、外に出た。
「あれ?栗原さん??」
以前、社長秘書を務めていた栗原洋貴さんが久しぶりに会社に顔を出した。
でも、彼は今、化粧品メーカー『星凛堂』の社長秘書のはず。