《続》跡目の花嫁さん~家元若旦那の危ない蜜月~
元カレに似た社長ー桃SIDE-
今日のランチは柏木先輩と秘書課の常務の奥様・奈央夫人と3人。
社屋を出て、近くの洋食屋に入った。
「今日は朝から悪夢だ」
奈央夫人は額を押さえ込む。
「大丈夫ですか?相馬先輩」
「緑川さんは知らないけど、あの栗原さんと奈央って付き合っていたの」
「ええ~っ!?」
栗原さんと奈央夫人は昔、恋人同士だったの!?
「あいつの奥さんは一回りも歳が違うの。あげくに、年子で3人も子供いるらしいわよ…」
「へぇ~っ。栗原さん、3人の子供のパパなんだ…」
「ウチの社長も何を考えてるのか…」
「ウチの社長、何も考えてないでしょ?考えていたら、他社の社長秘書なんて雇わないって」
「・・・」
私のオーダーしたハンバーグランチが先に来た。
柏木さんと奈央夫人は同期。
私は二人に気を利かせて、先に食べて店を出た。
社屋を出て、近くの洋食屋に入った。
「今日は朝から悪夢だ」
奈央夫人は額を押さえ込む。
「大丈夫ですか?相馬先輩」
「緑川さんは知らないけど、あの栗原さんと奈央って付き合っていたの」
「ええ~っ!?」
栗原さんと奈央夫人は昔、恋人同士だったの!?
「あいつの奥さんは一回りも歳が違うの。あげくに、年子で3人も子供いるらしいわよ…」
「へぇ~っ。栗原さん、3人の子供のパパなんだ…」
「ウチの社長も何を考えてるのか…」
「ウチの社長、何も考えてないでしょ?考えていたら、他社の社長秘書なんて雇わないって」
「・・・」
私のオーダーしたハンバーグランチが先に来た。
柏木さんと奈央夫人は同期。
私は二人に気を利かせて、先に食べて店を出た。