《続》跡目の花嫁さん~家元若旦那の危ない蜜月~
「あの日に戻ったみたいです」
「あの日?」
「濱部社長は元カレに似てるんです」
「…蜜月なのに、他の男性を誘うなんて緑川さんも意外と大胆な女性だね」
「わ、わわ私は別にそう思って言ったワケじゃあ」
「無意識に出た言葉なら、俺の勘違いだ…失礼」
濱部社長は誠一郎さんに似てるけど、やっぱり違う。
頭の回転が速いし、男の色気がある。
中身は嗣成さんに似てるかな?
ハンバーグを食べ終えて、食後のコーヒーを味わう。
「どうしても気になるんなら相馬常務が紹介してくれた病院、紹介するよ。横浜まで足を伸ばさないといけないけど…いい病院だ」
「いえ」
「俺の携番とアドレスを教えておくよ」
上着の隠しポケットから手帳と万年筆を取り出した。
「あの日?」
「濱部社長は元カレに似てるんです」
「…蜜月なのに、他の男性を誘うなんて緑川さんも意外と大胆な女性だね」
「わ、わわ私は別にそう思って言ったワケじゃあ」
「無意識に出た言葉なら、俺の勘違いだ…失礼」
濱部社長は誠一郎さんに似てるけど、やっぱり違う。
頭の回転が速いし、男の色気がある。
中身は嗣成さんに似てるかな?
ハンバーグを食べ終えて、食後のコーヒーを味わう。
「どうしても気になるんなら相馬常務が紹介してくれた病院、紹介するよ。横浜まで足を伸ばさないといけないけど…いい病院だ」
「いえ」
「俺の携番とアドレスを教えておくよ」
上着の隠しポケットから手帳と万年筆を取り出した。