《続》跡目の花嫁さん~家元若旦那の危ない蜜月~
社長の苦悩ー和也SIDE-
「社長…大丈夫ですか?」
俺は相馬社長の会食に同行した後、社長に誘われて高級クラブに。
社長は派手にホステスたちと騒ぎ、泥酔。
あまり、飲んでいなかった俺が社長を自宅マンションまで送った。
泥酔で意識の混濁した社長に懸命にマンションのカードキーの暗証番号を訊き出して、何とか部屋に辿り着けた。
部屋には奥様・美苑夫人の姿は無い。
社長をリビングのソファーに仰向けに寝かせた。
「緑川…水くれ」
「は、はい」
俺は慌てて、キッチンに歩み寄って冷蔵庫を開けた。
飲みかけのミネラルウォーターのペットボトルを持って、足早に相馬社長の元に戻った。
「サンキュー」
相馬社長は身体を起こして、水をがぶ飲みして酔いを醒ます。
「奥様は?」
「…美苑は1週間前から娘の早祐(サユ)の入院に付き添ってる」
俺は相馬社長の会食に同行した後、社長に誘われて高級クラブに。
社長は派手にホステスたちと騒ぎ、泥酔。
あまり、飲んでいなかった俺が社長を自宅マンションまで送った。
泥酔で意識の混濁した社長に懸命にマンションのカードキーの暗証番号を訊き出して、何とか部屋に辿り着けた。
部屋には奥様・美苑夫人の姿は無い。
社長をリビングのソファーに仰向けに寝かせた。
「緑川…水くれ」
「は、はい」
俺は慌てて、キッチンに歩み寄って冷蔵庫を開けた。
飲みかけのミネラルウォーターのペットボトルを持って、足早に相馬社長の元に戻った。
「サンキュー」
相馬社長は身体を起こして、水をがぶ飲みして酔いを醒ます。
「奥様は?」
「…美苑は1週間前から娘の早祐(サユ)の入院に付き添ってる」