君が教えてくれたこと




「ん…、…誰?」



ヤバイ…!
目を覚ました!?



机に伏せていた新谷の体が動いた。




俺は、慌てて距離をとりそのまま教室から逃げ出した。



バンッ!!


逃げた先はもちろん、佑樹のクラス。



教室には佑樹しかいなかった。



俺は、勢いよくドアを開けて無言でズカズカ佑樹の席まで歩いた。



それを見て、目を丸くした佑樹だったが、すぐにいつものニヤニヤした顔になった。




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