Love☆Situation〜恋する乙女に送る物語〜
「さすが、変態。水着の女の子好きね」
「だから、お前さぁ」
「鼻血、出てるよ」
「え?マジで!?」
そう言って、鼻の下を触った。
本気で信じてるし。
バカじゃないの?
「おい、鼻血出てねーじゃん。騙したな」
「冗談で言ったのに、智が勝手に信じたんでしょ」
でも、結局"変態"じゃん。
「ナンパでもしてくれば?」
「俺、ナンパとか興味ねーし」
とか言って、昔、亮介とナンパしてたじゃん。
「水着の女の子いっぱい居るのにー。彼女欲しいんでしょ?」