ボクの震動、キミの鳴動。
燻る





「おはようございまーす。 関谷さん」





ご機嫌な広瀬が、ノックと同時にドアを開けながら挨拶をするという高度な技をしながら病室に入ってきた。




「・・・・・うるせぇ」





昨日は、リハビリもキツかったし、そのあと消灯時間過ぎてもタブレット使って仕事してたからカナリ疲れているわけで。





もう少し寝かせて頂きたい。





口は開けど、瞼が開かない。





「朝食の前にパンツ換えちゃいますねー♪」





広瀬は陽気に布団を剥がすと、鼻歌交じりにオレのパンツを下ろした。





・・・・・どんなプレイだよ。





羞恥の極み。





広瀬の作業が終わるまでひたすら目を閉じる。





「ハイッッ!! 完了ッッ!! じゃあ、朝食持ってきますねー♪」





広瀬の鼻歌は止まらない。




フンフン♪言いながら病室を出たかと思うと、朝食を持ってすぐさま戻って来た。






「お待たせしましたー・・・・・・うわぁッッ!!」





広瀬が、ヒトの朝食を危うく落としそうになりやがった。
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