ボクの震動、キミの鳴動。




オレがリハビリをしている最中、瞬は大学の課題と奮闘していた。





『あんなに頑張ってる千夏ちゃんに魅力がないハズないでしょ』





魅力を感じるというよりは、懸命に働く広瀬に、充実した大学生活を送る瞬に、ただ嫉妬した。




いくら広瀬が気まずそうに眉をひそめていても、いくら瞬がめんどくさそうに課題をこなしていても、それがただただ羨ましい。





だって、2人の生活はこんなにも満たされている。




オレには、このリハビリをやり遂げた後に何があるというのだろう。





『あと1年は誰も好きになんないよ』






オレは、次はいつ恋愛出来るのだろう。





オレ、今後誰かと恋愛出来るのか??
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