幸せの在処


わかってくれようとしてくれる人がいる。


あたしにもそんな人がいたんだ。


こんなにも近くに。


由奈のとこは信頼してるつもりで…


つもりじゃダメなんだと思った。


自分に自信がないから、信頼できない。


勝手なループにハマって、大事な友達を見失うところだった。


涙が出そうだ。


嬉しい涙が。



「ありがとう。お願い、一緒に来てくれる?」


思い切って言ってみた。


ドキドキした。


返事は…


「もちろん!一緒に行こう!」


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