幸せの在処
そんなの最悪だ…。
いや、私が昨日やったことは、普通の事かもしれない!!
うん!
きっとそうかも!
「ねぇ、由奈。」
「なに?」
「もしね、由奈が傘を持ってなくて、そしたら見ず知らずの人が傘の中に入れてくれたらどうする?」
きっと親切な人だなぁとか、普通の事だよとか、言ってくれるはず!!
だけど、由奈から返ってきた言葉は私の期待を見事に裏切った。
「えっ…それ気味が悪いよ。てか、普通は入れないよね。」
えっ…。
「そんな人いたら、不審者だよ。」
ガーンっ…
そ、それじゃあ、
私は…本当の不審者…だったってこと?
だよね…。