幸せの在処


もしかしたら、昔会ってる人かもしれないし。


覚えてないけど…。


だから、話してみたかった。


トイレかな?


そう思っていると、自分でもトイレに行きたくなった。


私はバックを持ち、トイレへと向かう。


すると、男子トイレから相川くんが出てきた。


「あ…。」

「ん?あ、どうも。」


そう言って、軽く会釈する相川くん。


話したいと思っていたのに、何も言葉は出なかった。


結局そのまま私はトイレへ、相川くんは席に戻って行った。



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