幸せの在処



私は勢いよくお酒を飲んだ。


冷たいお酒が喉を通っていく。


周りの笑い声が聞こえる。


もう帰りたい!!


「それってさ、」


突然、目の前に座っている男の子が口を開いた。


「それってさ、俺の事じゃない?」


えっ…?


俺の事じゃない?って…。


まさか…。


「はぁ?まぢで?」

「あぁ。いきなり傘差し出してきた女の子。」


友達に返事をしながら、私を指差す男の子。


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