幸せの在処
「死んだらどうするんだよ!!!」
なんで、ここに…?
今、1番会いたくなかったのに。
「…すみません。」
私はただ、謝った。
でも、相川くんの顔は見れなかった。
助けてもらったのは有難いけど、さっきの出来事を思い出すとイライラした。
「あの、離してください。もう大丈夫ですから…。」
まだ掴まれている腕に視線を下ろす。
でも、返ってきた言葉は意外で、意味がわからなかった。
「ダメだ。」
「な、なんで…!?」