幸せの在処
確信
その日の夜。
由奈から謝罪の電話がきた。
「本当にごめんなさい!!」
「もう…本当にやめてよね。」
「…はい。」
まったく…。
ため息しか出ないよ。
「由奈のために言ってるんだからね?」
「うん、わかってる。ありがとう。本当にごめんね…。」
「いいよ。じゃあ、また明日ね。」
なんだかんだ言って、許しちゃうんだよね。
じゃないと、いけない気がして…。
由奈は親友…だと思う。
今まで出会ってきた人達とは違ったし、信頼している…と思いたい。
まだ怖いのだ。