幸せの在処


もしかして、


「のぶは猫になったの?…なんてね。」


独り言を呟いて、小さく笑った。


子猫もそれに合わせるように、また鳴いた。


ホント、この子猫はのぶに似てる気がする。


石段で拾ったから?


ん〜…。


意味不明。


「俺は猫じゃないよ?」


えっ…!?


< 45 / 106 >

この作品をシェア

pagetop