幸せの在処



ーー数分後


「よしっ。乾いた!」


フワフワと毛並みへと変わった子猫の体を優しく撫でた。


撫でるたびに、体をすり寄せて来る。


ホント可愛いなぁ。


あ、名前をつけなきゃ♪


何がいいかなぁ〜♪♪♪


頭の中で子猫の名前を考えていると、


「おいっ!」

「えっ?」


頭の上から声が降って来る。


見上げると、上半身裸で腰にタオルを巻いたのぶが立っていた。


「わっ!!びっくりしたぁ!!!!」

「びっくりしたじゃねーよ。服は?」

「あっ!!」


子猫の事ですっかり忘れていた。


のぶの服、乾かしてない!!!!


「ごめん!!まだだっ!!」

「お、お前…。」





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