幸せの在処


そして、ゴシゴシと頭をかき乱す。


「ちょっ、のぶ⁉」


速まる鼓動を微かに感じならが、のぶの手首を掴む。


それでも、のぶは手の動きをやめなかった。


「風邪引くだろ。お前まで濡れてどうするんだよ。」

「もう十分だよ!早く下着、着て‼」


頭を拭いてくれているのぶを強引に押した。


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