幸せの在処


はっ…!!!


な、なにを言ってるんだろう!!!


我に帰りながら、どうしようかと迷っていると、


ーーピピ〜ッ、ピピ〜ッ


洗濯機の止まる音が鳴り響いた。


その瞬間、私は緊張しながら声を出した。


「の、のぶ…?洗濯機止まったから、見てくる…。」


震えてた。


声…。


すると、ゆっくりとのぶは離れた。


背中から温もりが消えていく。


また冷たい身体に戻って行く。


小走りで洗面所へと向かった。


まだ心臓がドキドキなってる。


いったい…今のは…?




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