幸せの在処


洗濯と乾燥を自動で終わらせてくれる洗濯機のフタを開け、中から服を取り出す。


のぶの服。


雨に濡れてた。


なぜ、いつも傘をささずに…。


簡単にたたみながら、ぼんやりと服を見つめた。


きっと、聞いても教えてくれないだろうな…。


それが、少し寂しかった。


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