幸せの在処


服を持って、居間へと戻る。


少し気まずい…かも。


いや、少しどころじゃかいかもしれない。


さっきの事を思い出すと、再び鼓動は速くなりそうだった。


気持ちを落ち着かせながら、居間へ。


「乾いたよ。」

「あぁ、ありがとう。」


既に下着を着ていたのぶは、服を受け取った。


床に少し不器用にたたまれたタオルを取り、自分もお風呂に入ろうかと考える。


でも、このままのぶを1人にさせてもいいのかな?


さっきの事もあるから…


< 71 / 106 >

この作品をシェア

pagetop