だってボクらは、生きている。~ギャング・エイジ~(脚本)
オサム「マサノリ。知ってんのか?」
マサノリ「―――知らない。姉ちゃんは知ってるみたいだけど、教えてくれなかった」
靴を脱いできしむ廊下を歩く。
マサノリ「だからそれが知りたくてさ。鍵を借りてきた。祭りの後に取り壊すんだってさ」
廊下を歩いていき床の間の仏壇の前にみんなすわる。
オサムM「ほこりをかぶったハトばぁのご先祖のモノクロの写真とハトばぁの旦那さんの写真、その隣に並ぶハトばぁと孫の写真。僕達はそれをじっと見ていた」
鈴を鳴らす。
オサムM「僕は湿った空気を入れ替えたくて窓を開けた」
窓を開ける。
ハトが羽ばたく。
オサム「よし。掃除だ」
マサノリ「―――知らない。姉ちゃんは知ってるみたいだけど、教えてくれなかった」
靴を脱いできしむ廊下を歩く。
マサノリ「だからそれが知りたくてさ。鍵を借りてきた。祭りの後に取り壊すんだってさ」
廊下を歩いていき床の間の仏壇の前にみんなすわる。
オサムM「ほこりをかぶったハトばぁのご先祖のモノクロの写真とハトばぁの旦那さんの写真、その隣に並ぶハトばぁと孫の写真。僕達はそれをじっと見ていた」
鈴を鳴らす。
オサムM「僕は湿った空気を入れ替えたくて窓を開けた」
窓を開ける。
ハトが羽ばたく。
オサム「よし。掃除だ」